今年は梅が豊作で、近所の方から青梅をたくさんいただきました。
毎年、梅シロップを漬けるのですが、
今年はいただいた梅で作れましたので休日は大量の梅仕事日和でした。
この時期は台所がふんわり梅の香りに包まれて我が家の風物詩となりますが、
梅シロップに興味があるのはどうやら私一人だけのようです。。。
さて、私たちの生活にとてもなじみの深い梅ですが、
実は中国からやってきたと言われています。
当時は梅の花木としてではなく、「烏梅(うばい)」という
漢方薬としてやってきたそうで、
烏梅は、青梅を燻製・乾燥させたもの、烏のように真っ黒な見た目で、
熱冷まし、下痢止め、食物や薬物の解毒、はれものなどの手当に用いられていたと
言われています。
そんな梅。実は日本にやってきてからは、様々な変化を遂げて
いつの時代も愛されてきた食べ物なんですね。
奈良時代は果物として。平安時代は薬として。
鎌倉時代は僧侶の茶菓子として。戦国時代は保存食として。
そして、江戸時代頃からやっと梅干しとして一般家庭でも
梅の実が活用されるようになりました。
我が家の梅シロップはあと1週間ほどで完成予定。
毎日少しずつ変化する瓶の中をながめてはニヤニヤ。
時間はかかりますが、自宅で漬けた梅は格別で、
炭酸で割ったりお酒で割ったりと完成が楽しみです♪